育毛を助ける日々のケア

育毛を助ける日々のケア

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私は元美容師という立場ゆえに、多くの知人、友人から髪に関する相談を受ける。そして相談内容の大多数は育毛対策に関してである。そして薄毛を気にし始めた人の大多数が最初に起こす行動は「育毛剤を購入すること」。確かに間違ってはいないと思う。男性も女性も年齢と共に女性ホルモンが減少し、人によっては遺伝性も手伝って髪が薄くなってゆく。それを食い止める為に、某有名育毛剤などの育毛促進剤を使用して、栄養分をたっぷり毛根につけてあげることは何らかの効果は発揮するかもしれないからだ。

ただ、元美容師の観点から育毛を語るのならば、その前に見直して頂きたい生活習慣や、ケアの方法はたくさんあるのだ。ぜひ、残りの大切な髪を守りたい!と考えている方には一読して頂きたい。まず確認して頂きたいのが、頭皮は清潔に保たれていますか?という事。

どんなにいい栄養分を与えても毛穴が詰まっていたり、頭皮が汚れていては栄養分も力を発揮できないという事。つまり、シャンプーから見直すべきなのである。シャンプー、つまり髪の洗い方。まず最初にしっかりとすすぐ。日常生活していると汗をかいたり、ホコリがついたり、髪や頭皮に汚れはつきやすい。更にワックスなどスタイリング剤をつけていると汚れがさらにつきやすくなり、ワックス自体も汗や脂とまざり、頭皮に汚れとなって付着してしまう。その汚れが頭皮の負担となるのである。

しかし実は、髪や頭皮に付着している汚れは8割がすすぎで落ちるのだ。大抵の人はすすぎが不十分な状態でシャンプーをつけ始めるので泡立ちが悪く、何度もシャンプーをつけてしまっている。コストも悪く、挙句シャンプーのすすぎ残しをおこす原因にもなりかねない。注意点するのは爪をたててはならないということ。ちなみに温度は熱すぎても冷たすぎても、頭皮には良くないので40度前後を目安にしてほしい。きちんと指の腹でシャンプーをするように手を動かし、しっかりとすすぐ。

すすぎ終わったら手のひらでほんの少しの水とシャンプーを手のひらで泡立て、髪につける。髪につけたら全体にふんわり空気と混ざるように髪の上でシャンプー剤を泡立てる。その泡立てた泡でしっかり頭皮を洗う。この時決して爪を立ててはいけない。頭皮を擦ることは摩擦に繋がり、頭皮環境を悪化させやすいのである程度泡立ったらその後は頭皮を揉むイメージで頭皮をほぐすと汚れも浮きやすく、頭皮も傷つく恐れも少ないのでオススメだ。

泡立ちが悪かったり、汗をたくさんかきやすい人は2度シャンプーをすると良い。1度目は汚れを落とす、2度目は血行促進のための揉みほぐしをするといった要領だ。その後のシャンプーの後のすすぎはかなり重要である。どんなに良いシャンプーでもすすぎ残しだけはしてはならない。その残ったシャンプーが、悪臭の原因や、頭皮環境の悪化に繋がり、それはゆくゆく脱毛の原因にもなりかねない。そしてそれはリンスやトリートメントにも同じことがいえる。

実は毛根から約7cmほどは自分の油分で保湿されているため、7cm未満の髪にはリンスやトリートメントといった類は不必要なのだ。それと知らず、毛根からしっかりつけてしまい、それらが毛根を根詰まりさせてしまうケースもある。もちろん髪の引っかかりや、ダメージが気になる場合はつけても構わないが、しっかりと洗い流す事、根元からつけないようにして頂きたい。

そして最後にドライヤーである。これだけ気を使ってシャンプーをしたとしても、しっかり髪を乾かして寝なければどんな上質なシャンプーや育毛剤を使用しても何も意味をなさないのである。その理由は、濡れた髪でそのまま寝てしまうと、枕と髪の間が湿気を帯びた状態になり、髪に悪影響を及ぼす雑菌が多数、繁殖してしまうからである。頭皮は不衛生な状態になり、悪臭を引き起こす原因にもなる。しっかり髪を乾かしてこそ、本当にケアが終了するのである。

そして、この頭皮の毛穴までキレイな状態になって、育毛剤や栄養分をつけることで、ようやく剤そのものの力を発揮することができるのだ。育毛というと、栄養分や育毛剤選びに躍起になりがちだが、まずは基本的な日頃のケアを見直し、毎日きちんと行うことが脱毛対策になり、結果、きちんとした育毛をサポートになるであろう。